ループ ザ ループ。

好きなものについていろいろと本気出して考えてみるブログ。

もしもその界隈に神ブロガーが30人くらいいたらネットの世界ってわりと変えられるんじゃないか

もう何度目のことだろうか、年明け早々東スポさんがV6解散説をぶっ込んでこられた。2017年が始まって10日ほど経った頃のことだ。

 

だからといって個人的にはそこまで動揺するでもなく、またか…と思った程度だった。

解散説が出て、そこから何らかの動きがあったのであれば動揺もするとは思うのだが、何も起こっていない時点で私がするべきことがあるか。いや特にない

 

そもそも私は全くもって平和な時分でさえ「解散したらどうしよう…」と震える傾向のある小娘だった。わりと頻繁に解散妄想で苦しんでいた。

周年を迎えれば「キリもいいし解散したらどうしよう」、熱愛報道が出たら「解散したらどうしよう」、何もなくても「解散したらどうしよう」

常々解散したらどうしようと思っていた時期があり、その結果「過剰に悩むこと」がいかに無駄であったかを痛感している。痛感していると同時に文字どおり本当にイタイ奴だったんだな、と別の意味で震える。会いたくて会いたくて震えることはないがイタくてイタくて震える。

 

過剰にウワサに反応して悩み、神経をすり減らす時期は過ぎてしまった。

なにかと右往左往していた時代がなつかしい。痛々しいなと振り返る一方で、あの頃はまだかわいげがあったなあ…なんて思ったりもするもので、若干さみしくもある。

 

今回はその「2017年度版・解散報道」の噂そのものについて激論を繰り広げたいわけではなく、「解散説が出て世間が騒ぐことでインターネットはどう動くか」というところについて少し書いてみたい。

  

目次

 

 

 

「V6 解散」の検索ワードで上位に表示されていたこのブログ

そもそも私が今回解散報道が出ていると気付いた発端は、自分のサイトのアクセス解析からだった。

 

その背景を説明すると、実は以前このブログで書いたV6解散の噂にまつわる記事が各検索サイトで「V6 解散」で検索すると上位に表示される状態が続いていた。 

 

ブログを始めた頃「無料で導入できておもしろそうなものはとりあえず手を出してみよう!」という心意気だった私は、素人なりに調べておもしろそうだったいくつかのサービスを利用させていただくことにした。

自分のブログが一体どんな検索ワードでひっかかるのか、というところについては「ウェブマスターツール」でチェックしているのだが、これがなかなかおもしろい。

 

ウェブマスターツールはGoogleが無料で提供しているツールで、「自分のサイトがGoogleにどう認識されているか?」がわかる。

サイト運営者には有意義で、知識が浅い私はおそらくその機能のすべてを使いこなせてはいないのだが、それでもおもしろい。

 

今回はそのデータを踏まえつつ、ブログの裏側の部分をちょっと書いてみる。

 

ウェブマスターツールによると「V6 解散」で検索した時のこのブログの掲載順位はこうだった。

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右端丸印の時点が2017年1月7日。この時点でGoogleでの掲載順位が1.9位

この表は90日間分なので、この約3ヶ月の間かなりの上位をキープしていたことがわかる。

 

この結果を見て「マジか?」と半信半疑だった私は実際に検索してみた。なんならGoogle以外の検索サイトでも調べてみたが、大体1番手、もしくは2番手に表示されていた。

 

ちなみにこの頃検索順位のトップを競っていたライバル記事は、2010年に解散説が出た際の「キーッ!メリー喜多川氏が文春に激怒でV6の解散を撤回」といった内容の記事である。

おそらく野次馬としてこの類の情報を求めている人にとっては最高の燃料とも言える記事。なんというか、この見出しの字面からして最高ではないか。最高に、最低である。

ゴシップ情報が大好物であればあるほど最高に魅力的に映るにちがいない。アイドル・熱愛・不仲・マスコミ報道・背後にいる黒幕・ドラマチックかつ一筋縄ではいかない展開、エトセトラ、エトセトラ。ああ、黒い。

 

はっきり言ってしまおう。そもそも「キーッ!」と「メリーさん」という言葉の組み合わせのクセがすごい

率直にもう、目に飛び込んできた時のクセがすごい。あと圧もすごい。めっちゃ強い。

 

何がどうとか真偽がどうとか真面目に回りくどく綴ったところで、私自身はこの言葉だけで少し笑ってしまいそうになっているのは事実だ。

キーッ!って実際に言う人いるのかね…?とどうでもいい疑問が湧いてくる程度には「キーッ!」に引っ張られる。ああ、クセがすごい。

 

クセがすごいだけにキャッチーな記事なのかもしれないが、単なるV6さんの1ファンにすぎない私からすれば大変おもしろくない。拡散したいわけでもないのであえてリンクは貼らない。

 

とにかく、そういった記事が検索で上位に表示されてしまうことに対しては嫌だな、とは思っていた。

「解散」というマイナスの言葉で検索した方の入り口が、極めてマイナス要素が強く悪意に満ちたこの記事になってしまうというのは、まあ。そりゃあ。当然。嬉しくはない。

 

この「私の記事 vs キーッ!メリーさん」の検索順位トップ争い、実はわりと長く続いていた。

昨年の正月にはすでにこの状態になっていた。そしてSMAPの解散騒動が出た直後からしばらくの間トップは「キーッ!〜」になったのだが、理由は言わずもがな。

あの騒動でメリー氏への関心度が上がった結果、記事へのアクセス数が増えそれが順位に反映されたのだろう。

瞬発的にアクセス数が増えると検索順位が一気に上がるというのは何度か経験したことがあるので確かである。

 

2017年の解散報道後、検索順位はこう動いた

水面下ではそんなひっそりとしたライバル関係、といっていいのかわからないが、そういう戦いを繰り広げていた。

クセが強い記事 vs 自分が書いた記事。絶対に負けられない戦いがそこにはある。

一度書いてしまえば後から何ができるでもなく、ただ順位をたまにチェックするだけのどうしようもない戦いである。

 

そんな中、2017年1月10日。私のブログのアクセス数が急激に増えた。

東スポさんが「V6 解散危機」と一面ででかでかと報道したのだ。

 

「報道を知る→興味を持つ→検索する」。

 

この動線が出来上がれば、検索上位にあるサイトはおのずとアクセス数が増える。

そのため報道された瞬間から「V6 解散」で検索する方が増え、ちょうどその時上位に表示されていたこのブログに辿り着く方も増えたのだった。

 

急激なアクセス数の増加、しかもそれらが検索サイトから「V6 解散」のワードで訪ねてきているとなれば、さすがに何かあったんだろうなと予想はつく。

そうして私は、今回の解散報道を知ったのだった。

 

さて、報道されたことで掲載順位がどうなったかというと、こうなった。

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報道当日〜翌日には急激に順位が下がり、それに伴ってアクセス数も落ち着いた。

 

現在検索結果の上位に表示されているのは、ほぼ2017年度版・解散報道を受けて新たに書かれた記事ばかりである。

東スポの記事が火種となり、ネット上にはそこから派生した新たな記事が氾濫する。アクセス数が増えそれらが今現在、上位を占める。書き方は違えど内容は似たり寄ったりで、とりあえずファンからすればおもしろくない記事が並んでいる。 

嘘だろうが真実だろうが、報道されてしまうとネット上には解散絡みのゴシップページが一気に増えるのだ。

 

今となっては、あの戦いの日々さえなつかしい。

解散という物騒な検索ワードのもと、2010年の古くもクセがすごい記事と、ふわふわした残念な1ファンが書いた記事が競い合っていたのだ。そう考えると逆に平和だったような気さえしてくる。アイツ、元気にしてるかな……。

なつかしすぎて変なことを考えてしまった。元気にしてるも何もそのまま消えてくれたほうがありがたい。

 

 

検索順位をひっくり返せ!

自分が好きなものを検索して、その結果の上位にきな臭い記事が並ぶことを好ましく思うファンなどいないだろう。

 

検索サイトを利用していて最近衝撃的なことがあった。

先日、某アイドルのことを調べようと思いフルネームを打ち込んで検索した。

こういう場合大抵は公式サイトなりwikipediaなりがトップに表示される。ところがどっこい、それらのページをすっ飛ばしてトップに熱愛スキャンダルについてまとめられたページが表示されたのである。

 

まさかの、熱愛ゴシップ>プロフィール。

 

その騒動のことを全く知らなかった私は目玉が飛び出るほど驚いた。とりあえず言いたい。LINEの流出、ダメ絶対

 

フルネームで検索した結果、当人にとってマイナスにしかならないであろうページがトップに表示されたことになんとも複雑な気持ちになった。入り口がすでにマイナスなのだから損でしかない。

うわああ…というかあ〜…というか、ため息も出る。これはいかん、としか言いようがない。事実だとしたらやっちまったな!だし、捏造ならやられちまったな!である。どっちにしろ良くない。

 

ましてやフルネームで検索をするような人の中にはファンになる一歩手前くらいの人もいるかもしれない。ウキウキ気分で検索してこの結果が表示されたら、と想像してみて軽く絶望した。真偽云々はともかくとして、熱に浮かされた心を一旦折るには十分だ。

ちなみにそのゴシップはSNS発信のものだったらしくデカデカと報道されたわけでもない。ますます不憫である。インターネットの情報拡散力おそるべし。

 

果たしてこの検索順位がひっくり返る日はいつになるのだろうか。一刻も早く、せめてプロフィールが一番手で表示されるようになりますようにと願うばかりである。

 

できれば上位にもっと好意的な記事があふれてほしい。

そのためにはそれを覆すような、挽回する記事が生まれなければならない。良い意味で話題になるような仕事をして、人を惹きつけて、プロにしろアマにしろ記事を書かせなければならない。

自分のことを推して推して推した記事を書いてもらってそれが拡散されるくらいに"アイドル"をして、時にはファンを焚きつけなければいけないのかもしれない。 

 

なんとも残念な状態になっている検索結果を見ていて、これをひっくり返すには何がどうなればいいんだろうなぁとふと考えた。

本人の努力は当然必要だとして、単純にめちゃくちゃ文章力のあるファンがついて良質の情報を提供しつづけたら多少ひっくり返るんじゃないのか?と想像したのだ。

それはこの「熱愛ゴシップ>プロフィール」問題だけに限って言えることではないような気もする。

 

もしもその界隈に圧倒的な文章力を持つ神ブロガーが30人くらいいたら、ネットの世界ってわりと変えられるんじゃなかろうか。

  

検索順位をひっくり返す、それはある意味世界をひっくり返すことだ。特に、ゴシップ記事が相手であるのならなおのこと。

もしかして、ノリで勢い任せに大口を叩くのなら「検索順位をひっくり返せ!」くらいの気概でいるべきなのかもしれない。

 

はてなブログの辺境の地、このブログにまでたどり着いている方であるならば「神ブロガー」という言葉から連想するブロガーが何人かいらっしゃるのではないか。

そういった神々が全力を出せばネットの世界ってほんのちょっと動くのでは?という"もしも"を想像するのは、夢がある。

ファンだけでなくてそれ以外の人も惹きつけて巻き込んで世界を変えてしまうような神、求む。その場合においては「検索順位をひっくり返してください!」、だ。

 

 

「検索」という部分に関してはツイッターは弱い。瞬発的な拡散力はあるのだが、検索サイトの結果に組み込まれ後々にまで残っていくかといえば、そうでもない。

爆発的に拡散されるようなツイートに出くわした時「これ絶対ブログとかで残したほうがいいのに…!」とたまにやきもきする。

たとえば好意的な長文、を長すぎるからと画像として貼り付けてあるもの。そもそも文を画像にしてしまっているのだから検索では引っかからない。もうこの時点でもったいなく感じる。

しかし「長文を画像でサクッと読めるからこそ拡散される」というのもツイッターの特徴なので、このあたりの兼ね合いは本当に難しい。

 

一過性で終わるには惜しいようなものが日夜生まれては消費されていく。

ツイッターの時間の流れは早すぎる。こうしてあっという間に全部過ぎ去っていくのか、なんてたまにゾッとする。

 

 

 

「V6 解散」の検索順位の話に戻るが、一旦は33.4位まで下がったこのブログの順位は1月28日時点で15.0位まで戻った。

1ファン的には全然おもしろくない記事たちに一気に追い抜かれたものの、結局付け焼き刃で書かれた憶測記事の寿命はそんなに長くないのかもしれない。

果たしてここからどう順位が変動していくのか、ひっそりと観察を続けていく。

 

「ひっくり返せ!」とかほざいたわりに、過去に書いた記事に対しては傍観することくらいしかやることがない。加えて地味に重要だと思っているのが「記事を消さないこと」。 

そしてこれから書いていく記事で「ひっくり返せ!」ができるかと言えば、そんなことを狙ってできているのなら私はすでに神である。地道にコツコツやっていくしかない。

 

このブログの検索順位の件で明るい話題を引っ張り出してくるなら、最近「坂本昌行」で検索すると1ページ目にこの記事が表示されることがある。

書いた直後はもちろんこんな上位にいたわけもなく、何ヶ月も経った今になってようやく上位に食い込んできた。思わず「今?!」と心の中でツッコんだほど遅咲きである。

何がどうなったのかよくわかっていないが、とりあえずこの記事自体も地道にコツコツと上がってきたようだ。地道にコツコツ遅咲き。トニセンか。

 

 

自分が書いた記事が検索結果の上位として掲載されるということは、人様の目に触れる機会が増えることにつながる。

それはそれは光栄で、それはそれは恐ろしい

 

理想を言うなら一過性で終わらないような、後々見返しても何かの足しになるような記事を書いていきたいものである。

 

 

と、2017年が始まりまもなく2月に突入するという遅すぎるタイミングで、今年の目標を述べるのであった。

本年もなにとぞ、ゆる〜くお付き合いくだされば幸いである。