「シングル曲がたまってきたし、そろそろアルバム出るんじゃない?」
私は近頃、もっぱらこの件についてそわそわしている。
「アルバムが出ること」は、「コンサート・ライブを開催する」にほぼ直結する。
これは多くのアーティストにおいて基本的な流れで、「アルバムを出したからツアーをやるのか?ツアーをやるためにアルバムを出すのか?」とたまに混乱しはじめてしまう程度にはワンセットだ。
数ある現場の中でも特にコンサートツアーを心待ちにしている私にとって、「アルバム発売」は新鮮な楽曲をたくさん与えてもらえる以上の意味を持つ。
そりゃあそわそわもする。
V6は現在、2017年5月3日にシングルリリースを予定している。
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これでアルバム未収録のシングルは3枚となり、両A面曲がすべてアルバムに収録されるとすれば5曲たまっている状況。
私の心境はといえば、ゲージはMAXになり点滅していてあとはもうボタンを押すだけで「必殺・アルバム発売!」が炸裂する、くらいのところだ。コンボで「奥義・コンサートツアー!」も繰り出すと読んでいる。
とりあえずは目前に迫っている確かな予定、5月3日を待っている状態なのだが、気持ち的にはかなり前のめりで期待を隠しきれない。前のめりにいろんなことを想像していてふと、今更かつ根本的な疑問にぶち当たった。
「そもそもコンサートツアーの発表ってどのタイミングだったっけ?」
「どのタイミングで何が発表されるんだっけ?」
私は完全に「シングルが発売日を迎えて〜、その後アルバムの情報が発表されて〜、『そうなってくると当然ツアーもやるんでしょ?』なんて訳知り顔で思っていたらツアー開催が発表になり〜、そこからは申込・当落確認と阿鼻叫喚のお祭り騒ぎになって〜…」みたいな想像を膨らませている。それはもう、この流れが当然であるかのように。
勝手に盛り上がって、盛り上がって、盛り上がった後で「私は一体何を根拠にこんな感覚を抱いているのだろうな?」と思った。散々盛り上がっておいて急に冷静。
これはもうなんだかんだと現場に赴いている間にいつのまにか染み付いた感覚なのだろう。でもよく考えてみると、アルバムとツアーは直結しているがその発表の順番までははっきり記憶していないのだった。
ということで、この機会にしっかりとその点について調べてみた。
テーマは過去データから見るシングル発売・アルバム発売・ツアー開催発表の傾向といったところだろうか。
高確率で的中するような予想を立てるのは難しいが、過去のデータからぼんやりとパターンを眺めてみたくなった。基本的に「とりあえずデータを収集できるだけしておいてなんとなく安心したい」タイプの私である。
目次
- 目次
- V6版 シングル・アルバム・ツアーの順番
- ジャニーズ後輩グループ版 アルバム・ツアーの順番
- ツアー開催は初日の何日前に発表になっているのか?
- アルバムリリースは発売の何日前に発表されるのか?
- 総括
V6版 シングル・アルバム・ツアーの順番
まず各タイミングを探るべく調べたのはこの項目。
・シングル発売日(アルバムに収録される最新作)
・アルバム発売日
・ツアー日程
そしてさらに、各情報解禁日を調べてみる。
・シングル発売決定が告知された日
・アルバム発売決定が告知された日
・コンサートツアー開催が発表された日
こちらはネット上の記事や口コミから調べたので多少ズレはあるかもしれないが、ほぼこの日周辺で発表になっているはずである。
その情報を一覧にしたのがこちら。
ピンク色の列が「ツアーが決定した日」と「アルバム発売が決定した日」。
もうこの時点で私の認識から大きくズレている。この日付一覧を、開催までの流れとして順番通りに並べてみると、こうなる。
(赤太字がツアー関連、黒太字がアルバム発表。矢印の下は日数。)
圧倒的に、アルバム発売決定よりもツアー決定のほうが先の場合が多い。
一概に決まったパターンがあるとは言えないが、2013年にいたっては「シングルの発売日待ちの最中にツアー開催決定、その後でアルバム発売決定」の流れになっている。
今そんなことが起こったら…と想像するとそわそわが度を超えてなんだかお腹が痛くなりそうなので考えないことにする。
ジャニーズ後輩グループ版 アルバム・ツアーの順番
V6の約10年分のデータをまとめた時点で他グループの最近のデータも気になり、そちらについても調べることにした。
デビュー済後輩グループ(ジャニーズWEST、A.B.C-Z、Sexy Zone、Kis-My-Ft2、Hey!Say!JUMP、KAT-TUN、関ジャニ∞、NEWS、嵐)のここ1年ほどのデータを先ほどと同様に表にしたものが以下である。
※下段3グループはアニバーサリーツアー扱い
※薄字のシングルはアルバム未収録(おそらく次回のアルバムに入る?)
こちらのデータは9組中4組がツアー発表が先という結果だった。
純粋に「オリジナルアルバムを引っさげたツアー」だけに絞って見ると、6組中5組がアルバム発表のほうが先・もしくは同時に発表。
「順序的にツアー発表よりアルバム発表の方が絶対に先にあるはず!」という私の思い込みを見事にひっくり返す結果だった。
逆になぜああも頑なに思い込んでいたのだろう。思い込みほどあてにならないものはないとつくづく感じた。
結論:アルバム発売が決まっていなくても、ツアー決定の知らせが急に来る可能性がある。
私よ、アルバム発売が決定していないからツアーのお知らせなどくるはずがないと油断するなかれ。万が一急に知らせが届いたとしてもおどろいて心臓が止まらないように薄っすら心構えはしておきたい。
ツアー開催は初日の何日前に発表になっているのか?
ここからはさらに気が早いが、ツアーが実際どれくらい前に発表になるのかをまとめてみる。
過去V6のツアー開催が発表になったのが初日の何日前だったかというと、
まったくもってパターンが読めない。これこそなんとなく見て「へえ〜」と言いたいがためだけの表である。
極端に開催までの期間が短い2010年は例の「解散報道→本人たちがきちんと否定+アルバム発売とツアー開催を同時発表」があった年なので、やはりイレギュラーな展開ではあったのかな、と思う。
続いて、他グループの最新ツアーで調べてみた結果がこちら。
やはりパターンは読めないので「へえ〜」とだけ言っておきたい。
アルバムリリースは発売の何日前に発表されるのか?
最後にこちらも私が今気になる事のひとつ。「アルバム発売決定!」の一報が入るタイミングについて。
こちらは幅が狭く、43日前〜54日前。大体1ヶ月半〜2ヶ月前のあたりだったことがわかった。
総括
以上が私がこの春、自由研究のようなノリで調べた内容である。
欲を言うならもう少し追求して調べたい点もあるのだが一応当初の目的は達成したので今回はここまでとする。
今後の参考になるんだかならないんだかわからないが、個人的には多少スッキリしたので満足だ。
調べていてあらためて感じたのは、ネット上の情報は時代を遡れば遡るほど薄くなってゆき、かなり見つけにくくなるということ。2005年までしか調べなかったがこれより前となるとさらに情報は少なくなっていくだろう。
更新の途絶えたブログを見て切なくなったり、逆に10年以上前から今も更新されているブログには少し感動してしまった。ファンを継続していることもさることながら、10年以上も同一テーマで記録を残し続けられること自体が才能だと思う。
また各グループのコンサート開催状況についても眺めることになったのだがタイトルのつけ方の個性やコンサート開催頻度の違いなども見えたりした。
メンバー個人としても舞台やドラマ、バラエティなどのソロ活動もあって、その他諸々の都合もあるはずだ。突然予定外の何かに振り回されることもあるかもしれない。
そのすべてをふまえた上で数ヶ月先、あるいは半年先、もしかして1年先やもっと先まで予定が決まっているかもしれない。
このタイミングで情報を解禁して、このタイミングではこんな風に活動して…と、きっと細かく決まっているのだろう。
私はそういったものにひたすら翻弄される他ないのだが、「向こう側の人々」はそんな未解禁の予定をいくつもこっそり持っているのだと思うとなんだか夢がある。
私がこんなにもそわそわしてしまうのはこの「アルバム発売目前っぽい状況」だけではなく、先日のラジオで「向こう側」の彼らがこんなことを言っていたからである。
ブログにしようと文字起こししておきながら放置していたので一部載せておきたい。
3月15日放送、TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」に坂本さん・三宅さんがゲスト出演した際の番組ラストのくだりだ。
坂本美雨「みなさん揃ってのコンサートというのは、今年はあるんでしょうか?」
坂本「昨年がねー、本当にスケジュールがみんな忙しくてできなかったんで、今年はなんかね、うまく6人が合う時間を設けて…ねえ。」
美雨「ねえ。みんな待ってると思います。」
坂本「そうですね。」
美雨「アルバムももう、3年?4年?」
坂本「そんな出してないですか!」
三宅「3年?3年かな?」
美雨「2013年だったのでまあそろそろ…待っている方々がとても多いと思いますが。」
坂本「そうですねー。」
美雨「期待しております。」
坂本「どうする?出す?」
美雨「(笑)ここで聞く(笑)」
三宅「出そっかー」
美雨「あ、頷いてらっしゃいますがスタッフさんが」
坂本「(笑)みなさんがね、コンサートもそうですけど笑顔になれるように、えぇ、僕らも頑張っていきたいと思います。」
三宅「はい。まあ、いろいろ準備してます。もう少々お待ちを。」
これはもう、あきらかに何かを仕込んでいると勘ぐってしまう。
これだけ煽っておいてよもや何もないことはあるまい。
果たしてこれから何があるのか。予想しつつ想像しつつ、浮かれすぎずにもう少々お待ちしていようと思う。