ループ ザ ループ。

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「ラブセン」考察とツッコミどころ


前回のラブセン記事にコメントをいただき、これは興味深いと思ったのでいろいろと調べてみました。

そこからの考察と、叩けば叩くほど出てきたホコリ…もといツッコまずにはいられなかったポイントを書きたい。

調べれば調べるほどおもしろいこと出てきよる…!

 

 

since0629.hatenablog.com

サービス開始日から740日以上ラブセンをやってる者です。なんとなくですがユーザーの意見を取り入れるようになってから目覚ましく内容が進化した気がします。例えばVみくじはユーザーにセリフを募集してかなり(面白く)進化した記憶があります。それから運営側もかなりコアなネタを盛り込んで来るように。サービス開始時はVみくじもすごろくも、ボイスも未実装でしたしまさかコンテンツとしてここまで大きくなるとは予想外でした。

(前回記事への明日香さんのコメントより)

 

 明日香さんコメントありがとうございます。コメントを読んでなるほど!と感心してしまいました。あのコアな内容は製作サイドの努力だけではなかったのか!と。

 

「ユーザーの意見を取り入れる」…なんとも大胆不敵。でもとても納得。

 

考察してみようと思ったのですがなにせ情報が少ない。

とりあえず、手っ取り早くラブセンの公式Twitterのツイートを一通り読んでみることから始めました。

 

 

 

「ユーザー(ファン)の意見を取り入れる」という斬新さ

まず、Vみくじについて。前記事ではあまり触れていなかったのでもう少し掘り下げておく。

Vみくじは1日1回、運試しとして引けるくじで、結果によってアイテムがもらえるというもの。各メンバーの写真にセリフが書かれている。ついでに一応ラッキーカラーやラッキーナンバー、ラッキーソング(当然V6の曲、新旧問わず出てくるので案外おもしろい)なども。 

このVみくじ、途中で大幅にリニューアルしたそう。

2014年末頃「みんなで作るVみくじキャンペーン」というものが開催され、「メンバーの言いそうな一言」や「言われてみたい胸キュンセリフ」が募集された。

そしてその後2015年2月にリニューアル。メンバーの写真とコメントを一新し、投稿を多数採用したそうだ。

なるほど。ユーザーに募集とは、目からウロコ。

ここまで効果的なリニューアル方法があるだろうか…製作サイドの目線からだけでなく、ユーザー(ファン)の意見を取り入れる。不都合なものは入れなければいいだけだし、たくさん意見が寄せられたものはファンの総意として取り入れればいい。

 

どうやらこのゲーム、みんなで作ってるらしい。

 

そういえばつい最近もアンケートやってたな…見てみたいシチュエーションとかそういう感じだった気がする。なるほどなるほど。

 

  

おいマジかよ!ってなるVすごろくの件

ある意味このすごろくの設定が一番笑っていただけるかもしれない。

設定が。設定がいろいろとおかしい。いや、おかしくない、合っている…?

とりあえず大混乱することうけあい。

こちらの設定では、「私」は姫という設定。もうこの時点で…!

 

「私」が攫われてしまい、救出すべく集められた勇者たち。

姫を助けたいと名乗り上げた6人。

 

料理家・マサ

白魔道士・ヒロ

交易商・ヨシヒコ

舞踏家・ゴウ

吟遊詩人・ケン

格闘家・ジュン

 

 

おいマジかよ…!

この何とも言えない「いよいよ公式がやらかしたぞ」感。

初見時に思わず吹かずにはいられなかった。本人のキャラを活かしながらいよいよV6が二次元に攻めてきた。この人たちすごい。ていうか料理家の勇者ってなんや。

 

このVすごろくも1日1回は無料でサイコロがふれる。

マスをどんどん進めていき、止まったマスによってイベントが起こったりアイテムがもらえたり、合間にキャラ設定を活かしたセリフがあったりする。

 

 

パラレル設定を盛り込んだイベント

以下は私が調べてみておもしろかった、過去に開催されたイベントのタイトルだ。

 

あなたがV6のマネージャーに!?

「もしもストーリー~カミセン・トニセン編~」

 

あなたがV6と海外旅行に行っちゃう!?

「ラブ・バケーション」

 

あなたもV6のレッスンを受けてみませんか…!?

「ときめき・ラブレッスン」

 

V6と一緒にひとつ屋根の下…!?

「ドキドキシェアハウス」

 

「商店街LOVERS~幼なじみとオトナの恋~」

 

ありとあらゆるシチュエーションを使ってくる。これも「実在する人物」をメインとしてゲームを作っているからこそできることで、もうある意味無敵じゃないか。

 

 

課金したくなる?ガチャのあれこれ

このゲームにも、やはり他の各種ゲームと同様ガチャが存在する。

まずひとつは「ラブセンガチャ」というもので、こちらも1日1回は無料。

毎回アバターがもらえるというわけではなく、パネルのピースを入手していくというもの。中にはレアピースやプレミアピースがあり、アバターがもらえたり彼目線のサイドストーリーが読めたりする。

 

そしてもう一つ、課金することでできるガチャも存在する。

こちらは期間限定で内容が変わり様々なものが展開されてきたようだ。調べてみた結果目を疑うようなものをちらほら発見したのでまとめておく。

 

彼と一緒にお風呂に入ることになったあなたは…!?

「バスタイムガチャ」

 

彼に壁際に追い詰められて…?!

「壁ドンガチャ」

 

1996年から2013年までの歴代コンサート衣装がズラリ★

「コンサートガチャ」

 

 

バスタイムガチャ、壁ドンガチャ…!

すごい。なんというかもうすごい。

他にもいろいろなガチャが展開されてきたようだが、ガチャで当たるシナリオ自体がかなり甘そう。恋愛ゲームとして楽しんでいる人は思わず課金したくなるのではないだろうか。

 

そして「コンサートガチャ」。これについてはさすがと思った。人気だったのかつい先日まで一時復刻していたほど。無課金でプレイしてきた私だがこれには心揺さぶられた。

昔のコンサートで着た衣装が忠実に再現されており、それを自分のアバターの隣にいる「彼」の衣装として装着できる。

懐かしい〜着せたい!となった人も多いのではないだろうか。

 

さらに驚くべきは、現在開催中のガチャは「2015コンサートガチャ」だということ。

先日終わったばかりのコンサートツアーで着用していた衣装がアバターとしてラインナップされている。

この対応の速さには驚いた。中の人、わかっている…!

ツアー中はさすがに盛大なネタバレになるので無理だが、終わったと同時に始まるこの流れ。思わずガチャしたくなった…。(まだ課金なしでこらえている)

コンサートツアー中には今回のコンサートグッズをアバターとして取り入れ「コンサートグッズガチャ」もあった。課金を煽るこの展開っぷりはすごい。

 

 

V6の「現在」と連動した企画

先日放送された「学校へ行こう!スペシャル」。実はラブセン内では同時に企画が開催されていた。

「学校」にちなみ制服アバターを全員に無料配布。放送当日に向け事前に制服に着替え、テレビの前で3時間の復活を全力で応援しよう、楽しもう!という企画。

これ、有料の企画じゃないですからね…無料の企画ですから。このお祭りっぽい感じ、素敵。

 

粋なことをするなあと思っていたのですが今回だけのことではなかったようで、過去には紅白歌合戦の際に「応援うちわ」アバターを配布。「紅白を見ながらラブセンでもV6を応援しよう!」という企画だったらしい。

20周年にあたり「祝20周年」うちわも配布していたし、ファンの心の掴み方をよくご存知でいらっしゃる。

 

 

GREE Platform Award 恋愛ゲーム部門、2年連続最優秀賞

実はこのゲーム、GREE内で展開されているのでGREEへの登録が必要になる。アプリを入れてしまえば毎回GREEのページを開かなくてもプレイできるので、さほど気にならないが。

このラブセンはGREE内のゲームを表彰する「GREE Platform Award 」の恋愛ゲーム部門で2年連続最優秀賞を受賞している。

これについては前々から気になっていたので少し調べてみた。

GREE Platform Award

恋愛ゲーム部門受賞作

2010年 年間「幕末志士の恋愛事情」

2011年上半期「ダーリンは芸能人」

2011年 年間「王子様のプロポーズ」

2012年上半期「王子様のプロポーズ」

2012年 年間「王子様のプロポーズ」

2013年上半期「王子様のプロポーズ」

2013年 年間「ラブセン~V6とヒミツの恋~」

2014年 年間「ラブセン~V6とヒミツの恋~」

 

ラブセンが入ってくるまでは「王子様のプロポーズ」が連続受賞していた模様。

この「王子様のプロポーズ」だがラブセンが登場した2013年には優秀賞に後退しているためラブセンに抜かれたという形のようだ。ちなみに2014年には「王子様のプロポーズⅡ」というものが出たようだがこちらも優秀賞。

ラブセンの強さよ…。

 

この賞は、コイン消費額・ユーザー数・ユーザーのアプリ利用状況などを総合的に判断して優れているアプリを表彰しているとのこと。

 

日本人アーティスト初の試み、ということだが見事にはまったというべきか。

現在進行形で活動しているのだからネタなんて後からいくらでも付いてくる。

さらにいち早く時事ネタを取り入れるためユーザー離れしにくい。パラレル設定まで取り入れられるということはシナリオも無限に広げられる。

 

強い、強いぞこのゲーム…!

 

 

 

製作サイドの熱さ

調べていくうちに、興味深い記事を見つけた。

ラブセンのプロデューサーさんのインタビュー記事だ。

www.oricon.co.jp

 

ジャニーズ事務所が企画段階から全面協力。

さらに、細かいシチュエーションまでメンバーに説明した上で表情を撮影。説明した上で撮影されていると思うとまたおもしろくなってきたりもするのだが…なるほど指示されてした顔がそれですか、というか。

これはどうにも見てみないとわからないと思うので、確認してほしい。

『「現実的にはないだろう」というところをふまえながらも「リアリティ」を追求する』、まさしく製作者の意図のままに踊らされているなあと思った。

ヒットの裏に企業努力有り…。

 

ラブセンって、今後ジャニーズ事務所をはじめ芸能人を起用する恋愛ゲームのモデルケースになるかもしれない。

 

そしてこのゲーム、更新情報を追ってみると徐々にパワーアップしているのがわかる。

本編のストーリーも初めからすべて出揃っていたわけでなく徐々に追加され増えてきているようだし(最近健くん続編が配信された)、Vみくじ・Vすごろく、さらにはボイスまでもゲーム開始時には未実装だったとのこと。まさに進化するゲーム、ラブセン…。

 

 

以上が私がラブセンについて本気出して調べてみた内容だ。

ネタ的要素から真剣な話まで知ることができたので個人的には大満足。現段階で私が知りたいことについては調べ尽くした。燃え尽きた…。

同時に「私はどこへ向かっているのだろう?」という疑問も湧いたが。これを調べ尽くしてどうするつもりなのだろうかと。

 

 

とにもかくにもこのラブセン、とても興味深い。

結論。みんな一回やってみたらいいよ。

 

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