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長野博さんの結婚発表で思ったこと


2016年11月29日、長野博さんが白石美帆さんとの結婚を発表した。

それは突然の出来事で、「まさに青天の霹靂だ!」なんて日常で使い慣れていない分不相応な言葉もうっかり使ってみたくなってしまう程度には衝撃的なニュースだった。

 

アイドルの結婚は年齢や状況から「そろそろなのかも…」なんてぼんやり予測ができていたとしても、どれだけ心の準備ができているつもりでいても、第一報を受けた時にはそれなりの衝撃を伴うものなのだろう。

 

9年前、井ノ原さんが結婚した時にも当時思ったことを文章にしてみた。

何年も経ってそれを読み返した時「なんとウザい文章だ」、と思ったことも否めないのだが、なにより「文章として残しておいてよかったなあ」と思えたので今回もちゃんと記録しておくことにする。

 

突然の結婚発表・入籍、当日の生放送番組出演、その中で思ったことについて。

目次

 

 

 

11月29日=いい肉の日

11月は、語呂合わせのせいもあって何かと記念日が多い。

有名どころでいえば11月22日の「いい夫婦の日」だろうか。とにかく1ヶ月間「いい◯◯の日」と称される日が毎日のように続く。

 

とくに毎日ラジオなんかを聞いているとDJさんが話題にすることも多く、29日まで来ればともうすっかり慣れてしまって、「ああ今日は『いい肉の日』か」と教えられなくとも思い浮かぶ。 

わかったわかったもうわかった、「11=いい」にしたがる日本人的な語呂合わせ記念日の法則につきましてはもう十分に堪能させていただいた。まもなく12月、ようやく「いい月」の法則ともおさらばだ…と思いながら、私は29日の「いい肉の日」を迎えたのだった。

 

この日の朝のニュースではお肉特集も組まれていて、その中で「肉の3倍の量の野菜を食べましょう」と専門家が言っていた。

慌ただしく支度をしながらその話が耳に入り、私は長野さんのことを思い出したのだった。

 

その昔トニセンコンサートの中で、井ノ原さんが作詞・作曲した長野博ソロ曲「グルメは巡る」。 

「はしご酒ならぬはしご肉」という歌詞に終わるその曲は、焼肉について歌った演歌である。

その中に「肉の2倍サンチュ食べて」という歌詞があったのだ。

演歌らしく着物で現れた長野さんは、大真面目な表情で「肉ばかり食べちゃダメ DA ダメ」と歌う。何度も言うがこれは演歌である。

 

演歌らしからぬ歌詞。背後に映し出されるのは上半身裸に紙エプロンを装着し焼肉を食らう映像。途中で照明が暗くなり、仕込まれた電球が光り輝きはじめる着物。

そんな姿で右へ左へ練り歩く長野博。Jr.に懐中電灯で顔を照らしてもらう長野博。

 

そのとんでもないステージに爆笑する客席とは裏腹に、彼の表情にヘラヘラした笑いなどない。

これこそプロフェッショナルの仕事である。 

 

何のプロだよ、と文章を打っていてつっこんでしまったが、そういうところが長野博の真骨頂でもあると思っている。真骨頂という言葉は正しくないのかもしれないが、とにかく私はジャニーズアイドル・長野博が謎にストイックに追及する笑い、の要素がめちゃくちゃ好きなのだ。

真剣な顔で真剣にふざけたことをやる、そういう人が私は好きである。

 

話題が逸れた。

とにかく、あの当時お肉大好き系女子高生だった私の頭には「肉の2倍野菜を食べなければいけない」ということがインプットされてしまった。

Produced by 井ノ原快彦・Presented by長野博による大爆笑を誘う演歌、の、信憑性があるんだかないんだかわからない歌詞によって。

 

それから長く頭の片隅に「肉の2倍野菜ルール」は残り続けていたわけなのだが、言ってみれば迷信のような、なんともふわっとしたものとして捉えていた。

そのルールが、専門家による「肉の3倍の野菜を食べましょう」という言葉によって覆されたのが2016年11月29日の朝である。

「だからどうした」という話なのだが、私の中ではなかなかの衝撃だった。

 

お肉大好き女子高生がお肉大好きアラサーになるくらいの長い間、なんとな〜く頭の中に居座り続けたルールが、なんとな〜く信じていたのに違っていた、という衝撃。

 

「2倍ちゃうやん!3倍やん!!!」

というツッコミが脳裏を駆け抜け、じわじわと笑いがこみ上げてきた。

数値がビミョ〜に違うこのズレ方もそうだが、10年以上も前のことに対して心のフォントサイズを大にしてツッコんでいる自分がなんとも可笑しく、「なにこいつ?」と、最終的に自分自身の滑稽さが面白くなってきた。

 

そんな経緯がありこの日は朝から長野さんのことが頭に浮かんでいたのだった。

 

「いい肉の日」 の朝からグルメアイドル・長野博のことを思い浮かんでしまった私って一体…と、決して「意識高い系」の意味ではなく、むしろ少し自虐的に我に返ったのだが、ここからとんでもない展開が待っていたのである。

 

 

ツイッターで第三者から知る第一報

朝9時頃だったか。ツイッターを開いた私はただならぬ雰囲気を察知する。

ありがたいことに私のタイムラインには直接的な言葉はなく、ツイッター上での第一声だったと思われるツイートが流れてくることもなかった。

 

ざわつくタイムライン上でわかったのは、「誰か」が「何か」をツイートし、しかもそれが「こういう形で知りたくなかった」というあまりよろしくないモヤモヤを生み出している、という事態だった。

 

そして次にトレンドワードをチェックすると「長野くん 結婚」の文字。

 

くわしく調べてみると「ファンクラブから配達日指定で届けられた結婚報告の郵便を朝一番に受け取り目を通した方がツイッターでつぶやき、ネタバレになってしまった」ということだった。

 

つまり、インターネットという媒介が存在しなければ、もっと多く方がファンクラブからの郵送物で今回の結婚報告を直接受け取ることができたはずだったのだ。

 

ファンクラブからこの日届いたのは、通常会報などが届く際に使われている水色の封筒とはまったく違う、真っ白な封筒に入れられた結婚報告のカード。

 

私はこれを手にする前にネットで情報を知ってしまったが、もしもこれが「結婚報告」なのだと知らない状態で受け取っていたのならばどんな気持ちになれたのだろう。

おそらく、いつもと違う雰囲気で届いたそれを不思議に思い、封を切り、カードの表面に金色で書かれた差出人の名前でなんとなく把握し、カードを開き、その文面を読み、いろんな気持ちでいっぱいになっていたのだろう。

そういう感覚を味わう機会をうばわれてしまったことは、やっぱりすごく残念である。

 

一度知ってしまったものは、決して取り消すことはできない。

正直今までも知りたくなかったネタバレに事故のように遭遇し、すぐに目を背けて「えっ、今見たか…?いや見てないな!私は見ていない、気のせい、見間違い…」と大人げなく振り払おうとしたことがあった。

が、やっぱりどうしても無理なのだ。

 

「情報」はあくまで「情報」だ。でも、それをどう知るか。知り方次第でそれは1にも100にもなる。

重要なのは「情報」だけでなく、その「知り方」のほうにもあるのかもしれない。

場合によっては「知り方」のほうこそが本質になることもある。そんなことを今回痛感したのだった。

 

このファンへの結婚報告への流れは、関係者からの情報漏れも無く、あとから考えてみると「よくここまで上手く事を運んだなぁ…」と感心してしまうほどに順風満帆、真っ当な手順を踏んで進んでいる。

 

ファンクラブから届いた郵便物を受け取ったファンがインターネットに書き込みそこから情報が拡散される。それは公式サイドからすれば十分に「成功」の範疇だろう。

マスコミにかぎつけられることもなくファンのもとに知らせを届けることができた、ここまでで作業を完了できている。

が、実はファンとしては「しっかりと郵送された"それ"を何も知らずに受け取る」というところまでをやって、そこでようやくこの手順を本当の意味で完了させられるのだ。

 

それこそが「公式」だったはずなのだが、うっかりインターネットで第一報を受け取ってしまった私は、この知り方を"大事故"と名付けよう…と遠い目をしながら思うし、非常に悔いが残る結果になった。あと一歩のところだっただけになおさらだ。

 

まあそうは言っても、結局のところ仕方がない

インターネットがここまで普及した時代のせいもある。注意しようもなかったのだが自分の不注意とも言えなくもない。

結局正午ごろには関係各位へ結婚発表のファックスも届き、その報道を受けてようやく正式発表されたという認識に切り替えた。

  

盛り上がりを見せたツイッターでは、一時こんなトレンドワードが上位に並んだ。

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1位が長野くん、2位がいい肉の日。

まさしく「ジャニーズの魯山人」と呼ばれるにふさわしい並びに、思わずニヤっとしてしまった。

「全部三ツ星! V6長野博の食べ歩きガイド 美味博愛 (BIMI HAKUAI)」 (TOKYO NEWS MOOK 337号)

「全部三ツ星! V6長野博の食べ歩きガイド 美味博愛 (BIMI HAKUAI)」 (TOKYO NEWS MOOK 337号)

 

 

 

今回こういう形で長野さんの結婚を知ることになったことで、改めて「ネタバレ」について考えた。

誰もが自由に発言できるツールが手近にあるからこそ、たまには省みることも必要なのかもしれない。特にネタバレを含むものは「誰かが体験するはずだった感動」を奪ってしまう可能性がある。

 

許容範囲に個人差があって足並みをそろえるのが難しいネタバレ問題だが、今回のケースではその内容が「結婚」。アイドルのファンとしては超重要項目であり「知り方」にとても大きな意味があった。

そういう内容の扱い方については慎重でないといけないし、今後も頭の片隅に課題として置いておかなければいけないと、つくづく思った。

 

 

長野さんの結婚で思ったこと

長野さんが結婚する4ヶ月ほど前に井ノ原さんが結婚した時のことを振り返った。

今となってはいいタイミングだったなと思う。

私はあの時、ニヤけが止まらなくて困るくらいには嬉しかった。

でもひとしきり喜んだ後、少しずつ湧き上がってきたのはなんとも言えないモヤモヤだった。 

井ノ原さんが結婚発表した時めでたくて嬉しくてそれこそニヤけが止まらなかった私が、その後モヤモヤを抱えることになった理由に今更あえて目を向けてみることにしたのだった。

 

今回の長野さんの結婚をどう見たかといえば9年前とは違いモヤモヤはなかった。

熱愛報道が数年前に出ていたこともあるし、長野さんも今年44歳の立派なアラフォーアイドルである。たとえ結婚発表がきても「そうかあ、ついにかあ…」と親戚のようなノリになる自分が容易に予想できた。そしてやっぱりそうなった。

衝撃はあった。が、祝いながら喜ばしさにニヤニヤしてしまうその感じは、9年前と同じである。

 

お相手については、関係各位に白石美帆さんとの連名でファックスが届くまではっきりしなかった。

それでも長野さんのことだからたぶんそうなのだろうとは思ったし、もしお相手が違う方だったとしたら、私の中での「長野くんらしからぬ結婚」に盛大に取り乱していたかもしれない。

順調にお付き合いをして結婚までいったのだなあと考えると一方的に「らしさ」を感じてしまい、ほっこりしたのだった。

 

 

アイドルが結婚した時、ファンは二分化する。

それは「祝えるか/祝えないか」というよりは、「受け入れられるか/受け入れられないか」なのかもしれない。

 

「ファン」という括りで冷酷に見るならば「既婚者になったアイドルにこれからもお金を落とし続けられるか」という言い廻しもできる。

だが、事実そういうものなのかもしれない。

少なくとも「お金をかけた分だけ奉仕してほしい、そのためにお金を払っているのだから当然だろう」という感情を抱きながらアイドルを支援している方にとってはそんな感じなのではないか、と想像する。

 

結婚とは、「裏切り」なのだろうか。

 

好きになるのも嫌いになるのもこちらの自分勝手な都合だと思っていた私にとっては、「裏切り」という言葉自体があまりしっくりきていない。

逆にそういう言葉を問答無用で投げつけることができない自分は、誠心誠意全力で愛情を注げていないのかもしれない。

でも、好きなアイドルを汚い言葉で一方的に罵倒することができて初めて真のファンになれるのだとしたら正直一生なれなくていい、とも思う。

 

9年前よりもずっと多くの意見がリアルタイムでネットに飛び交う中、暴言のようなものを見かけるととてもモヤモヤしてしまった。

この点が今回はいちばんしんどかった。

あの頃にはまだかろうじてあった「言葉を発することへの慎重さ」は、今はずいぶん薄れてしまったような気がする。

便利な世の中はファンのあり方さえも変化させつつある。

自分の意見を発することで、同じ考えの人と出会い、それを共有できるのは素晴らしい。でもそれがマイナス方向のものだった場合、とんでもない負の感情が同調してさらに増幅させることもある。群れると気が大きくなるのは人間の悪い癖だ。

そしてそこにはもう微笑ましさなどはまったく無く、一見ただの悪口でしかない。

 

もちろん言葉を選んでそのモヤモヤを言葉にしている方や、あえてしばらく発言を控えている方も見かけた。

そういう良心的な文化が残っていることにホッとしてしまうのは、私が現代のネット社会に馴染めていないせいなのだろう。

 

無理してまで結婚を祝う必要は決して無い。

ただ、祝えないことは好き勝手に罵倒していい理由にはならない

 

 

当日夜「ベストアーティスト2016」の生放送

この日は以前から告知されていた通り、19時から日本テレビ系「ベストアーティスト2016」の生放送出演があった。

この番組で思い出されるのは、やはり昨年生放送中にKAT-TUNの田口さんがグループ脱退を発表したことだ。

思わず「今年も何か良からぬことが起こったらどうしよう」というほんのちょっとの不安が芽生えてしまうほどには、あの発表が与えた衝撃は大きかった。

 

その不安を「いやいやあんな衝撃的な発表そうそうあるもんじゃない」と搔き消していたのだが出演当日に長野さんが結婚発表・入籍されたため、2年連続ジャニーズに衝撃が走った日となった。

果たしてがっつり結婚について触れるのか、一言だけで済ますのか、まったくスルーして進めるのか。どういう選択をしたにしても大きな意味を持つことになる。

この先活動していく中で「結婚」をどう扱っていくのか、その大事な一歩目だ。

 

何度も引き合いに出してしまうがやはり脳裏をよぎるのは井ノ原さんの時のことである。

あの時のオープンな結婚発表がもたらした直後の状況を考えると「もうとにかく平穏無事に終わってくれ…」と祈りたくもなってしまう。

 

見たい。結婚当日の長野さんとメンバーの様子をすごく見たい。でも早く終わってくれ。期待と心配が入り混じった妙なテンションだった。

 

番組開始1時間前、ベストアーティストの公式ツイッターではこんなツイートが発信された。

 

何をする気だ。 

どう考えても何かが起こるとしか思えないこの言葉に、後々悪い意味で語り継がれるようなとんでもない伝説を残されでもしたら…と思うと戦々恐々だった。

 

そして長野さんからの結婚報告があったのは、19時に番組が開始してからずいぶんと後、22時台のことだった。

櫻井「さあV6のみなさんにお越しいただきましたけども、本日とても大きな発表がありました!長野さんどうもおめでとうございます!」

長野「ありがとうございます!」

櫻井「ぜひですね、テレビの前のみなさんに一言いただけますでしょうか?」

長野「本当に、みなさんの声援に支えられて、僕たちV6そして今の僕があると思っております。これからも温かく見守っていただけたら嬉しいと思います。そして、応援のほうもこれからよろしくお願いします。ありがとうございます。」 

本人の口から語られる結婚報告はとても丁寧で、きっとしっかりと準備したものなのだろう。それなのに少しぎこちなく、目は心なしかほんの少し潤んでいるように見え、芸歴30年のアイドル相手に「頑張れ!」と言いたくなってしまった。

「見守る」という言葉がこんなにもしっくり来る生中継はなかなか無い。

 

長野さんからの報告が終わりホッとしたところで、続いてメンバーから一言ずつコメントがあった。 

坂本「デビュー21年になって、まぁその前からですね僕と井ノ原もね、だから…あっ!芸能生活30年ですね!」

長野「丸30年経ちました」

坂本「おめでとうございます!」

井ノ原「リサイタルやったほうがいいよ!」

長野「(笑)」

坂本「まぁそんな節目にね、こんな報告受けたので本当に僕も嬉しいです。」

トップバッター・坂本さんのコメントはネクジェネ仕立ての芸歴30年ネタが展開されて、「果たしてこれはお祝いコメントなのか?お祝いコントなのか?」という仕上がりになっていたが、これでかなり空気が和らいだ気がした。狙っていたのかいないのか、さすがリーダーとしての手腕のようなものを感じた。

 

岡田「メンバーの幸せが僕たちの幸せですから。嬉しいです。おめでとうございます!」

森田「おめでとうございます!末長く、お幸せに!」 

三宅「僕が長野くん狙ってたのに残念です。これからも、冷たくしないでください。末長くお幸せに」

井ノ原「長野くん、並びに、ご両家の皆様おめでとうございます。本当に末長くお幸せに。これからも一緒に、よろしくお願いします。」

各メンバー長野さんと目を合わせながら。

受け取る一言一言に笑顔を見せながら、みんなに「ありがとうございます!」と嬉しそうに返す長野さんを見て、「ああこんな光景をこうして見ることができてよかったなあ…」としみじみ思った。

いつものように仲の良さがにじむそのやりとりの中に、この日はなんだか嬉しさや照れが入り混じったようなふわふわした空気もあって、それは長年の付き合いを経たからこそにじみ出る雰囲気なのだろう。

やっぱり、私はグループとしての彼らが好きだ。

 

そして歌のスタンバイに行こうとしたところで、「僕らも祝わせてよ!」という声が。大きな花束を持った城島さんを先頭に、TOKIO・嵐・関ジャニ∞が登場し、これが番組が事前にツイートしていた「ものすごいサプライズ」だった。

その全員とハイタッチしながらまた「ありがとう!ありがとう!」とスタンバイに向かう長野さんを見て、またも「ああこんな光景をこうして見ることができてよかったなあ…」と思った。

 

V6が歌ったのはHONEY BEATとBeautiful Worldのメドレーだった。

HONEY BEATでカメラを指差しながら「笑って 笑って」と歌う姿には、こちらこそ同じ言葉を返したい気持ちでいっぱいになった。

幸せそうに笑っている姿を見ることができるこの瞬間がとても嬉しいし、どうかこれからもずっと笑っていてほしい。

 

Beautiful Worldの終盤では、先ほどサプライズ登場した面々が再びステージ上に登場。

歌うV6の後ろに勢ぞろいする様子はとても豪華で、これが長野さんの結婚を祝福する意味での参加なのだと思うと信じられない。

こんな世界があっていいのだろうか。「嘘みたいなBeautiful World」ってこういうことなのではないか

 

そして最後はジャニーズの面々による長野博胴上げが始まりいよいよお祭り騒ぎである。それも綺麗にはおさまらず「あぶない!あぶない!」とよれよれと着地していたところまで含め、なんと愛しい空間なのだろう。

 

国分さんは「長野くんの幸せはジャニーズ事務所の幸せだ」と言った。 

放送翌日、「ZIP!」で放送された舞台裏インタビューではTOKIOのメンバーはこう語っている。

TOKIOのメンバーへライブの感想を尋ねると、松岡昌宏は「ライブよりも今日は全部長野博ですよ!」とコメント。国分太一も「あの人ね、苦労したんですよ」と長野の結婚を喜んでいた。

長瀬智也が「みんな長野君大好きですから」とコメントすると、松岡は「長野博さんを嫌いだって人はいないと思うよ」と続ける。さらに長瀬が「いたとしたらボコボコにしますね」と発言し、周囲の笑いを誘っていた。 

VTRを見終わった後、スタジオの山口達也は昨日の様子を振り返り、V6の井ノ原快彦が長野の芸能生活30周年を記念したTシャツをメンバーに配っていたことを明かす。さらに「結婚報道を聞いて、うちのリーダーとV6の坂本が(舞台の)袖で肩組んで泣いてました。『次は俺たちだ』つって」と、舞台裏でのエピソードを披露した。

長野博の結婚に、TOKIO城島、V6坂本「次は俺たちだ」涙の舞台裏エピソードを山口達也が明かす - モデルプレス

 

普段一歩引いたポジションに構えている長野さんが間違いなくこの日、主役だった。中心に立ち、メンバーをはじめみんなからもれなく祝福を受けている様子が感慨深くて胸がいっぱいになり、予想はしていたがやっぱり放送を見ながら涙してしまった。

 

結婚発表・入籍の当日に他グループも集まる現場でのお仕事がある。ということは、いろんな人から直接お祝いしてもらうことになるのだろう。

そんな幸せな場面はきっと舞台裏で繰り広げられるだろうからおそらく私が見ることはないはずで、でもそんな光景が存在するのかもしれないと想像するだけで「よかったなあ…」と思えていた。

 

完全に見ることを諦めていたその光景の一部始終を、表舞台の場で見せてもらえたことは本当に驚きだった。

ジャニーズアイドルが結婚しその話題で盛り上がる様子がテレビで見られるのだから、すごい時代である。

 

 

 

長野さんの結婚は私にとってただただめでたく、こちらまで幸せを分けていただいたような気持ちになった。

まもなく1ヶ月経つがいまだにベストアーティスト2016で見たあの光景はあまりにも現実離れしているように感じられて、もしかしてあれって夢だったのでは??と時々思う。

もちろん決してそんなことはなく、夢のような空間ではあったが夢ではなかった。

 

そうして11月29日=いい肉の日は、長野さんの結婚記念日になった。

こんなインパクトのある語呂合わせ、ちょっとやそっとじゃ忘れられないではないか。

そういえば井ノ原さんの結婚記念日も29日だったような…と今一度確認してみると、やはり9月の29日だった。いい肉の日の2ヶ月前、という妙な覚え方をしてしまいそうである。

 

グルメだからっていくらなんでもこんな日付にぶつけてくるなんて、誰が予測できただろう。

さすがというべきか、おそろしいというべきか、最高というべきか、なっとくというべきか。

長野博のなっとくめし

長野博のなっとくめし

 

 

とにもかくにも、長野さんご結婚おめでとうございます。

これからもカッコよく、可愛く、おもしろく。グルメ業・俳優業もこなしながらアイドルしている姿が見られることをこれまで同様楽しみにしております。

末長くお幸せに!