本棚を片付けていたら15年前にV6が出演していたラジオのレポートが出てきた。
私がV6にはまる大きなきっかけになったラジオ番組「オレたちXXX(クスクスクス)やってま〜す」のものだ。
どんな番組だったかというと、前にも触れたのだが少し引用しておく。
このラジオ、グループとしての出演でしたが毎週3人ずつの変則的な出演でした。大体はトニカミ混合で、組み合わせの妙もあり当時の私には衝撃的なほどおもしろかった。
共演の久本朋子さんにもバンバン暴言を吐くけどとても仲が良さそうでほほえましい。下ネタもバンバン言うし、アイドルってこんな発言してもいいんだという衝撃。
もう少し詳しくは元記事参照で。
たった1ヶ月半ほど前に書いた文章のはずなのに、もうすでに今と文体が違っていて恥ずかしいのでここに全部貼るのはやめておきます…。
とにかくこの久本朋子さんとの掛け合いがめちゃくちゃおもしろくて、毎週爆笑しながら聞いていた。しかもこの番組、生放送。ファンにとってこの要素はでかい。
そもそも私がなぜV6ファンでもなかったのにこのラジオを聞くようになったか。
同じクラスの男子、の兄が勝手にこの番組のプレゼント企画に応募した。(※本来は当人が応募しないといけなかったと思われる)
それがたまたま当選しクラス全員分のこの番組のグッズが届いたのだ。ビニールバッグとステッカーだったような気がする。そこから、当時ラジオを聞くのがブームだった私はこの「オレクス」も聞き始めたのだった。
数多くのゲストさんとの絡みを見てきたけれど、誰との絡みが一番おもしろかったか考えた時1番に思い浮かぶのがこの久本朋子さん。もちろんジャニーズ事務所の面々は除くが、「外部」の共演者としては朋ちゃんが1番大好きだった。
まだまだV6も若かった15年前。この頃坂本くんはまだ29歳、岡田くんにいたっては19歳。そんな若かりし頃に女性の共演者と毎週トークを繰り広げていた。
この久本朋子さんについて少し触れておく。
久本朋子さん。通称朋ちゃん、またの名をトモーゴ。
トモーゴというのは当時大人気だったアーティスト、鈴木亜美さんのニックネーム「アミーゴ」からパクったもので、朋ちゃん自身が「トモーゴって呼んで!」と猛アピールしていた。
だがV6にははまらなかったらしく、終始「朋ちゃん」と呼んでいた。
もうこの時点でV6と朋ちゃんとの関係性が薄々見えるのではないだろうか。
そう、この久本朋子さんに対してV6はかなり暴言を吐きまくっていた。
もちろん番組上のノリだ。
そのノリがたまらなく大好きだった。女性相手にこの気兼ねのなさ。
朋ちゃんは1964年生まれで当時36歳。
年上のお姉さんなわけなのだがV6たちは完全に「大阪のおばちゃん」扱いしていた。
久本雅美さんの妹である朋ちゃんは関西弁バリバリだ。ご存知ない方も多いかと思うのだが、大体お姉さんのマチャミさんと同じ雰囲気だと思っていただければと思う。
坂本くんはあまり暴言を吐いていなかったような気がするがV6をよく知っている方なら大体の事態は想像に容易いだろう。
水を得た魚のように暴言を吐く井ノ原・三宅。
悪ノリをする長野。
ここぞという時に抜群の発言を放り込んでくる森田。
大人しく聞いているが矛先を向けられると「やめろやぁ!」など関西弁で応対する岡田。
ただしV6メンバーは毎週3人のみの出演だったので、全員が上記のキャラでいるとさすがに収集がつかない。その時々でキャラが爆発する人もいれば回すほうに徹する人も出てくる。優しい時は優しいのだ。
組み合わせはスケジュールの都合などで変わり、ドラマや舞台などの仕事があり1ヶ月以上出ないメンバーもいれば毎週のように出演するメンバーもいたり。
3人のメンバーに朋ちゃん、という組み合わせで毎週ワイワイしていた。
この雰囲気をどうにかブログで文字で伝えられないかと思っていたところだったのだが、今回15年前のラジオレポが出てきたためとりあえずこれを載せてみようと思う。
少しでも伝わればいいのだが…。
詳しい日付がわからないのだがおそらく2000年初夏〜夏頃放送のもの。
出演メンバーは、井ノ原・森田・三宅。そして朋ちゃん。
(当時放送されていたドラマ「伝説の教師」*1の中のセリフ、「相手の欠点10個言ってそれでも一緒に酒飲んでくれるのが本当の友達や」についてのハガキを読み)
井ノ原「ぜひやってみてください。朋子さんもV6のメンバーの、ぜひ言ってください。」
久本「あたしは難しいやろね、あたしにはねー。」
井「んー」
久「ねー?」
井「んーとねー、まずねー、」
久「あ、はい」
井「んー……」
森田「うざい。」
久「うざい?!」
井「んーうざい!うざい!!」
久「…はい」
井「くさい!」
久「はい」
(一瞬の間)
全員「あはははは(爆笑)」
三「おぉーい!?(笑)井ノ原くーん!?なんだそれ!?」
森「くさいってー!(爆笑)」
久「この匂いもくさかったらたまらんでー!(笑)」
全員「はははははー(笑)」
(略)
井「まだ友達じゃないね。髪型がおかしい!」
森・三「はははははー(笑)」
三「ヅラ!」
久「ん?ヅラちゃうわー!」
井「えー、これで5個。5個出ましたねー」
久「あと5個言うて!友達なるために!」
井「ああー…ふとした表情がむかつく」
全員「あはははは(笑)」
森「ふとした表情ってー!(笑)(高い声)」
井「あとすねたところが腹立つ」
久「腹立つー?!(笑)んー」
井「あと何?」
久「あと3つ!」
森「あと3つ」
井「あと、1回飯誘ったのに断られた」
久「(笑)ちゃ、あの時はだって!今度行こー今度!今度行くよー!」
井「いや、もう誘わない」
久「誘ってよー!」
井「で、またそうやってしつこいところ」
久「えー!」
井「あともう1つ。あと1つある?」
三「デコ出過ぎ。」
久「うわーーっ!」
井「あー、10個!笑ってる!イエーやったー友達だー!」
久「やったー!友達やー!!」
森「イエーともだーちー!」
井「…でもそうでもないよなあー」
久「え!?」
森「ひゃははは!(爆笑)」
こんな感じだ。
悪ノリ3人組の大暴れっぷりの一部始終が伝わるだろうか。「!」がやたらと多いのだがそれぐらいハイテンションな番組だった。
この部分をわざわざ手書きで書き起こしていたからには相当好きだったんだろうなあこの流れが。確かに爆笑した覚えがある。
うざい・くさい・ズラ・むかつく・腹立つ・デコ出過ぎ。なかなかの暴言だがこれをネタにして全員でゲラゲラ笑えるような空気。
朋ちゃんも朋ちゃんでよくV6にボディータッチをしては「やめろよ!」とキレられていた。「見て!このかわいいお腹!」と、自らの腹を見せては「出してんじゃねーよ!」とキレられていた。それが許されるようなおばちゃんっぷりだった。
1噛み100円の罰金システムや、大喜利のようなお題に対しておもしろ回答をしないといけないコーナーがあったり、声優を育てるコーナーでは毎週ミニコント…じゃなくてミニドラマのようなものも繰り広げたり。
それでいてV6だけで喋るコーナーも確保されていたし、本当においしい番組だったなあ…。
結局朋ちゃんは途中で降板し、その後は山田花子さんや平山あやさんと共演になったのだが、生放送でなくなったこと・時間帯が移動したこともあり私の中ではイマイチで終わってしまった。
この時代はまだMDやカセットテープの時代で、私は毎週カセットテープに録って保存していた。それを再生しては止めて書き、再生しては止めて書き、を繰り返して出来上がったのがこのレポートだ。手書きなのでキーボードを打つよりも格段に手間がかかっている。
なぜこの部分を書き起こそうとしたのかは謎だが、原因の一つに「中2の夏休みだった」という時期的な問題がある。時間は有り余っているしV6にはまったばっかりだったし、とにかく何かしたかったのだろう。
他にもいくつかレポが見つかったが、剛くんが金髪にしたことに対し井ノ原・三宅がハゲてきてるといじる様子や岡田のデコいじり(この当時はただひたすら岡田くんのデコが出てることをいじっていた)があった。懐かしい。
朋ちゃんと共演していた頃のカセットテープはまだ全部取ってあるので時間があるときにまた聞き返してみようと思う。機会があればまたレポを載せてみたい。カセットテープがまだ生きているのかが少し不安ではあるが…。
需要はないかもしれないけど、出てきたレポを見ていると当時の記憶が蘇ってきて楽しい。
一瞬で中学生だった頃に戻ったような気になった。毎週この番組を楽しみにして、わくわくしながらラジオを聞いていたあの頃に。
だが現実は当時の坂本くんの年齢に追いついていると思うと、少しぞっとする。
*1:2000年4月〜6月放送。ダウンタウン松本人志、SMAP中居正広主演。